FIFAは、プレミアリーグの夏の移籍市場閉幕の前倒しを認めたようだ。来夏の移籍市場から適応されることになる。
今夏の移籍市場でも、リーグ上位を占めるクラブの指揮官がマーケットの存在意義を考えさせられるコメントを示唆。
欧州主要5大リーグが、リーグ開幕を迎えて以降も移籍マーケットが開いており、クラブ運営の難しさが懸念しされてきた。
特に、近年マーケットに巨額の投資を行い発言力が強いプレミアリーグが、リーグ開幕前にマーケットを閉幕することを協議。
昨年、プレミアリーグでは20クラブの代表による投票の結果、14チームがシーズン開幕前のマーケット閉幕に賛成しており、FIFAへ正式に協議を打診。
FIFAは移籍市場の締め切りを毎年8月31日に設定している。
プレミアリーグの要請を受け18−19シーズンからマーケット閉幕を8月9日に設定することをFIFAが認めた。
マーケット閉幕が前倒しされることに伴い、マーケット開幕を6月9日に前倒しすることになるという。
これにより、リーグ内でクラブ間の選手の移籍は大きく動くこととなるだろう。
リーグ戦全日程が終了する前にマーケットが開幕するという、いびつな形が生まれることとなる。
なお、8月9日にプレミアリーグのマーケットが閉幕して以降、他リーグへの選手放出は従来の移籍マーケット閉幕の8月31日が適応されることになる。
近年の移籍マーケットでは、選手の取引で巨額の資金が投資され続けているが、世界一金満リーグであるプレミアリーグがマーケット閉幕を前倒ししたことで、移籍金の高騰は拍車がかかりそうだ。
なお、今回の決定に異を唱え続けたのがマンチェスターの両クラブだ。
長年にわたりFIFAがあらかじめ設定したルールで戦力補強を行ってきプレミアリーグ。
今回の決定で大きな打撃を受けるのは、リーグ中位以下に沈むクラブだろう。
なお、プレミアリーグが大きな一歩を踏み出したことで、この動きに賛同する他国リーグの存在も現れるのではないかと予想されている。