ボルシア・ドルトムントが、新ストライカー補強に注力しているようだ。
近年、リーグ戦での競争力を無視したマーケットを過ごしているドルトムント。
売り手として動いているドルトムントは、オーバメヤンの代役にアルゼンチンのペレス・サルスフィエルド所属のFWマクシミリアーノ・ロメロ獲得に動いているようだ。
2016年2月に17歳でプロデビューを果たしたアルゼンチンの至宝。
今季、リーグ戦10試合に出場し4ゴールをマークするなど活躍を披露。
特筆すべきは抜群のスピードと左右両足でゴールを奪える得点感覚の高さを兼ね備えたアルゼンチンの将来を背負って立つ期待の若手ストライカーだ。
過去にアーセナルもロメロ獲得に動き大きな話題となり、移籍金600万ドルでクラブ間合意に達しながらも、同選手が膝の靭帯を損傷したことからアーセナルは獲得交渉から撤退。
選手本人は欧州挑戦に意欲的であるとされており、今回ドルトムントは1200万ユーロのオファーを用意し交渉を進めようとしている。
ドルトムントにとって、10代の選手に1000万ユーロを超える金額を投資することは英断。
近年、期待の若手選手を安く買い、積極的にスタメンで起用し飛躍的に成長させたのちに高値で売却するという姿勢を崩していない。
当時、無名であったオーバメヤンをブンデスリーガを代表するゴールマシンへと成長させるなど、育成能力はトップクラスである。
先日、オーバメヤン残留が報じられたばかりだが、今季終了後に29歳を迎える。
向こう数年間はトップレベルを維持することは確実だが、ドルトムント側は好条件のオファーが届けば売却に動くことは間違いない。
近年、アルゼンチンという国は、世界屈指のストライカー陣を量産し続けている。
アルゼンチン期待の新星であるロメロだが、18歳という若さで欧州初挑戦を実現させることとなるのか注目が集まりそうだ。