先日、ピーター・ボス前監督を解任し、ペーター・シュテーガー氏を新監督に招聘したボルシア・ドルトムント。
この劇薬注入後、2連勝を飾るなど、チーム再建に向け順調な兆しを見せている。
リーグ後半戦巻き返しに向け、クラブ側は守備組織のテコ入れを計画しており、バーゼル所属のDFマヌエル・アカンジ獲得に向け本腰を入れ始めたようだ。
若干20歳ながらスイス代表にも定着し、今季バーゼルのチャンピオンズリーグ決勝トーナメント進出に大きく貢献。
リーグ最少失点を誇るバーゼルで守備組織を牽引する働きを見せており、今後の成長に大きく期待が寄せられている。
バーゼルはアカンジに2000万ユーロの契約解除金を設定している。
決して安価な価格ではないものの、将来性を考えると妥当な金額なのかもしれない。
今季、勝ち点を拾いきれていないドルトムントだが、上位陣が丁重シーズンを過ごしていることもあり、優勝争いの可能性は十分に残されている。
再起を狙うドルトムントにとって、前半戦に崩壊した守備組織の立て直しは急務だ。
将来有望株のアカンジがクラブに加入することとなれば、ドルトムントにとって大きなプラスとなることは間違いない。
だが、アカンジの去就にはライプツィヒも獲得に関心を示しており、今後の動きに注目が集まりそうだ。