今季、プレミアリーグで最下位と低迷するスウォンジー・シティ。先日、成績不信を理由にポール・クレメント監督を解任したスウォンジー。
すでに後任人事に着手しているが、リストアップに今季プレミアリーグのクラブで解任の憂き目にあった指揮官をリストアップしているという。
候補に挙げられているのが、クリスタル・パレスの前指揮官であるフランク・デ・ブール氏と、ウェストハムの前指揮官であるスラヴェン・ビリッチ氏の両名だ。
両指揮官候補は、近年は苦しい戦いを強いられているものの、その実績は申し分ない。
デ・ブール氏はアヤックスの監督として名声を高め、インテルへ引き抜かれる。
だが、当時のインテルはピッチ内外で多くの問題を抱え本来のパフォーマンスを発揮することができずと仲介人。
その悪い流れを食い止めることができず、プレミアリーグで大苦戦を強いられ指揮官解任という憂き目にあっていた。
一方で、ビリッチ氏は、現役時代もウェストハムでプレーした経験を持ち同クラブの指揮官に就任。
就任初年度はクラブ記録となる勝点62を獲得するなど高パフォーマンスを披露。
だが、その後徐々にパフォーマンスは低下していき、今季リーグ第11節を終了した時点でチャンピオンシップ降格圏となる18位へと低迷したため、11月にクラブ側が解任を決断。
現時点では、新監督有力候補の一人とされていたトニー・ピューリス氏は、スウォンジーがわがあまり積極的ではに。
残留請負人として異名をとるピューリス氏だが、ウェスト・ブロムウィッチを立て直すことができず早々に解任。
当面、選手兼任コーチであるレオン・ブリットンがチームの指揮をとるとみられているが、無論暫定的な人事であることは間違いない。
プレミアリーグにはウインターブレイクという概念がないため、スウォンジーは早々に新監督を決定しなければならない。
果たして、今季プレミアリーグで解任の憂き目にあった指導者たちにリベンジの機会を与えることとなるのか注目が集まりそうだ。