現地時間28日、バイエルン・ミュンヘンがカルロ・アンチェロッティ監督を解任したことを正式発表した。
チャンピオンズリーググループリーグのパリ・サンジェルマン戦で3失点し大敗。
クラブフロントは28日に緊急会議を開催し、アンチェロッティ監督との決別を決断することで一致したようだ。
今季、リーグ開幕から不安定な戦いに終止しているバイエルン。
同時に、クラブの中心選手との確執が伝えられ、今季決して一枚岩ではなかったようだ。
バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOはアンチェロッティ監督の解任について次のようにコメントした。
「 シーズン開幕からチームのパフォーマンスは我々の期待に答えることができていなかった。パリでの試合は、行動を取らなければならないことを明白に表した 」
「 チームのパフォーマンスは我々が期待していたものを下回った。昨夜のパリでの試合は結果を残さなければいけなかった。私とハサン・サリハミジッチSDはオープンかつ真剣にカルロと話して決断を伝えた。カルロの強力には感謝したい。彼は友人であるし、これからもそうだ。今はチームがポジティブな改善をして完璧なパフォーマンスを魅せることを見せることを期待している。我々には今季達成すべき目標があるからだ 」
アンチェロッティ監督は、クラブからの解任を受け公式Twitterで次のようなコメントを残している。
「 バイエルンの歴史の一部となれたことは素晴らしい名誉だった。クラブと選手、そして最高のファンに感謝したい 」
これまで、長きに渡りクラブを転々としてきたアンチェロッティ監督。更なるステップアップに向け、しばらくは休憩が必要ではないかと考える。
バイエルンは、アンチェロッティ監督の後任としてアシスタントコーチを務めているウィリー・サニョル氏が暫定的に指揮を執ることとなる。
去就が注目されるバイエルンの次期監督には、昨季までボルシア・ドルトムントを率いていたトーマス・トゥヘル氏がリストアップされているようだ。