アトレティコ・マドリー所属のFWアントワーヌ・グリーズマン。今季、リーグ第11節を終了した時点で2ゴールをマークで止まっており、近年にないほどの低調なパフォーマンスに終始している。
今夏の移籍市場でクラブ退団が噂されたものの、補強禁止処分も影響しアトレティコ残留を決意。
補強を行うことができなかったアトレティコは、グリーズマンのパフォーマンスに大いに期待していた。
思うようにゴールをマークすることができないグリーズマンは、大きな批判を浴びており、クラブ側も最高額の年俸を受け取るエースの不振に大いに失望しているという。
アトレティコは、グリーズマンの移籍に2億ユーロの値札を下げているが、来夏の移籍市場では1億ユーロに減額されることが明らかとなっており、売却は既定路線。
先日、今冬の移籍市場でバルセロナが獲得に向け交渉に本腰を入れると伝えられたばかり。
グリーズマンの復調を期待するクラブだが、選手本人がディエゴ・シメオネ監督の起用法に不満を抱いており、冬の移籍市場で退団に現実味を帯び始めている。
アトレティコが仮にグリーズマンを冬のマーケットでの売却を決断したとしても、2億ユーロの契約解除金満額を求めるだろう。
巨額の移籍金を支払うことができるクラブは数限られるのが現状。
現時点で、バルセロナの他にバイエルン・ミュンヘンやパリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブが獲得に関心を示している。
グリーズマンがマーケットに出回ることが確定すれば、他にも多くのクラブが獲得に乗り出すなど、去就に注目が集まるだろう。
今季、苦しいシーズンを過ごすグリーズマン。だが、ロシア・ワールドカップで好パフォーマンスを披露することとなれば、さらに市場価値は高まることが予想されており、今後の動きに注目だ。