ボローニャ所属のFWシモーネ・ヴェルディ。今冬の移籍市場でウイングの補強を画策するナポリが、ヴェルディ獲得に向けオファーを提示。
急成長を果たすヴェルディ獲得に注力するナポリは、移籍金2400万ユーロでクラブ間合意に達していたが、先sンフ側との交渉が不成立に終わったようだ。
「 ナポリに対して『 ノー 』と言ったわけではないんだ。1月でボローニャを退団したくなかった。残留を希望した理由は、6月までステップアップを続けていくビジョンを投げ出したくなかったから。オファーはとても嬉しく思っている。考えを巡らせたけれど、最後にたどり着いたのは自らの決断だった 」
ミランの下部組織で育った25歳のヴェルディ。17歳という若さでトップデビューを果たし早熟の天才として周囲の注目を集めたものの、セリエBのクラブを転々。
2013年なつにエンポリへ加入した際、クラブを率いていたのがマウリツィオ・サッリ監督であった。
同指揮官の下で経験を積み良好な関係を構築する両者。サッリ監督自らヴェルディ獲得で説得に当たったものの、『 ナポリや親愛や情熱を感じさせてくれ、光栄に思っている 』と感謝の言葉を述べるのみにとどまった。
ヴェルディが移籍を望まなかったことで、リーグ制覇を目指すナポリは新たな選手獲得に動かなければならない。
同選手を来夏に獲得できるかどうかは、今後の交渉にかかっているが、この冬の補強動向次第では交渉から撤退する可能性も残されている。