チェルシー所属のGKティボ・クルトゥワ。クラブとの現行契約が2019年に満了を迎えるクルトゥワに対し、クラブ側が新契約をオファー。
だが、クルトゥワはこの申し出を拒否し来夏の移籍市場で他クラブへの移籍を検討しているという。
クラブ側は、今後も粘り強く選手と契約延長に向け交渉を進めて行くこととなるが、この交渉が破談に終わった場合、フリートランスファーでの流出を防ぐべく、今季終了後に売却することを検討し始めているという。
過去3シーズンに渡りアトレティコ・マドリーで過ごした経験を持つクルトゥワ。
2014年夏にチェルシーへ復帰し現在に至るわけであるが、選手本人は古巣スペインへの復帰を兼ねてから検討しているという。
クルトゥワは、ロンドンでの生活に不満はない。だが、家族が現在スペインに滞在していることがイングランドでの生活のネックとなっている。
近年、スペイン復帰が根強く噂されていることを考えると、移籍という選択はなきにしもあらずだ。
クルトゥワの去就にはレアル・マドリーが獲得に関心を示しており、同選手がスペイン復帰を熱望するなら獲得に本腰を入れることは間違いない。
今冬の移籍市場でGKの補強を画策するマドリーだが、今夏にもクルトゥワ獲得に向けチェルシーと接触していただけに、交渉が本格化する可能性は十分にある。
現在、マドリーはアスレティック・ビルバオ所属のGKケパ・アリサバラガを冬のマーケットで獲得すべく交渉を進めている。
即戦力として計算できるクルトゥワ、スペインで将来が有望視されるアリサバラガ。
両選手獲得が理想的な補強となるが、両選手は年齢も近く起用方法に大きな問題を抱える可能性は高いだろう。
不安定なパフォーマンスに終始するGKケイラー・ナバスと、ナバスの牙城を切り崩すことができないGKキコ・カシージャスで今季を乗り切り、クルトゥワ獲得というウルトラCを見せることとなるのだろうか?
スペイン復帰を目指す、クルトゥワ。移籍先として有力視されるマドリー。
両者の思惑が、今後どのように動いていくこととなるか注目が集まりそうだ。