マンチェスター・ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、クラブと2020年までの新契約を締結した。
先日から、ユナイテッドとの契約延長に限りなく近づいていたモウリーニョ監督。
2016年夏に就任して以降、混乱の渦に巻き込まれていたユナイテッドに自身の哲学を浸透させ落ち着きを取り戻すことに成功。
就任初年度は、リーグ戦を6位でフィニッシュしたものの、ヨーロッパリーグ制覇を実現しチャンピオンズリーグ出場権を確保。
モウリーニョ監督は、就任2シーズン目にメジャータイトル獲得が定説とされる中、リーグ戦で2位に位置している。
とはいえ、首位を走るマンチェスター・シティとの勝ち点13差と逆転優勝にはとてつもない大きな開きがある。
FA杯、そしてチャンピオンズリーグ優勝が当面の目標となるわけだが、ここまでの成績をクラブが高く評価し契約延長を取り付けたようだ。
ユナイテッドとの契約延長を受けモウリーニョ監督は次の通りコメントした。
「 マンチェスター・ユナイテッドの監督は非常に名誉あることで、誇りに感じている。オーナー陣やエド・ウッドワード氏が私の努力と献身性を理解してくれていることに感謝を伝えたい。私がこの偉大なクラブに達した監督だと信用してもらえて満足している 」
「 1つのシーズンで3つのトロフィーをとったように、我々は高い目標を設定しているが、我々のチームは再びこの目標をクリアできると期待している。我々はマンチェスター・ユナイテッドの明るく、成功に満ちた未来に向けて土壌を作っている最中だ 」
モウリーニョ監督が断言する通り、ルイス・ファン・ハール元監督の陳腐な補強戦術とクラブの土台を根底から崩壊させた現状を、再構築させるべく尽力している。
本来のパフォーマンスを取り戻すことは、まだまだ時間を要することは間違いない。
モウリーニョ監督にとって、就任後3シーズン目となる18-19シーズンがどのような結果で終わるかによって、長期政権を構築することができるかどうかが最大の関心ごとだ。