レアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督が今季を最後に退任の意思を固めたようだ。
すでにクラブ側と調整に入っているとされており、指揮官の意向を受け入れ慰留に努めないという。
15−16シーズン途中にラファエル・ベニテス元監督の後任でマドリーの指揮官に就任したジダン監督。
就任初年度でチャンピオンズリーグ制覇に導くと、昨季もリーグ優勝と大会史上初となるCL2連覇を達成。
名実ともに名称の仲間入りを果たしたジダン監督は、マドリーでの長期政権を約束されたかにみられてきたが、今季チームのパフォーマンスは急速に低下。
ジダン監督は、ファンからの風当たりが強く進退問題にまで発展している。
今季最低限のノルマは、来季チャンピオンズリーグ出場権の確保。目標はコパ・デル・レイ、チャンピオンズリーグ3連覇だ。
とはいえ、未だパフォーマンスに改善が見られない攻撃陣と守備組織を考えると、ノルマを達成するのが限界か?
常勝を求められるマドリーというクラブは、周囲からのプレッシャーは精神的にも負担となることは間違いない。
これから黄金期構築かと見られていたマドリーだが、ジダン監督の選手のピークの見極めの低さと過剰な信頼感にチームを上昇気流に乗せることを失敗。
現時点では表向きにジダン監督の後任人事に着手していないとしているマドリーだが、ジダン監督退任が確実となった場合、後任にドイツ代表のヨアヒム・レーヴ監督やトッテナムのマウリシオ・ポチェッティーノ監督といった候補が有力とされているようだ。