リヴァプールがプリシッチ争奪戦に参戦?移籍が噂のファビーニョ売却で補強資金捻出へ

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 ボルシア・ドルトムント所属のMFクリスティアン・プリシッチ。今冬の移籍市場でチェルシーが獲得を狙っているが、この争奪戦にリヴァプールが参戦に向け準備を進めているようだ。

 

 リヴァプールは、今夏の移籍市場でASモナコからMFファビーニョを獲得したものの、低調なパフォーマンスでクロップ監督の信頼を勝ち得ていない。
 徐々に構想から外れつつあり、ACミランやユヴェントスが獲得の可能性を探っているところだ。

 

 一方で、これまで非売品と噂されてきたプリシッチの周辺が慌ただしくなり始めた情報をキャッチしたリヴァプールが、争奪戦に参戦する準備を進めている。

 

 今季、若干18歳のMFジェイドン・サンチョが台頭を現し始めたことで、立ち位置が苦しい状況に追いやられつつあるプリシッチ。
 ただ、同世代ではトップクラスの実力を持つタレントの一人であり、ドルトムントとしては売却は好まないのが現実だ。

 

 そんなプリシッチには、すでにチェルシーが今冬の獲得に向けプッシュしているところ。
 FIFAから補強禁止処分の制裁が下る可能性も指摘されており、今冬には市場価値以上のオファーを提示しプリシッチ獲得に動くことになるかもしれない。

 

 だが、これに対抗しようとしているのがプリシッチを高く評価するユルゲン・クロップ監督だ。
 ドルトムントで指導経験があり、両者の関係は良好な状態に保たれている。

 

 加入に向け大きな障害はないと考えるのであるが、プリシッチが得意とするポジションにはすでにワールドクラスの選手が在籍している点か。
 20歳という年齢を考えれば、将来のバロンドール賞受賞候補と目されるプリシッチは多くの出場機会が必要。

 

 大きな期待を集めモナコからリヴァプールへ加入したファビーニョが、出場のチャンスを得られなかったことを考えると…
 一方で、チェルシーはウィリアンやペドロ・ロドリゲスといった30歳を迎える選手が多く、ローテーションで多くの出場機会が与えられることは間違いない。

 

 世代交代も視野に入れていることだろう。
 選手がどちらのクラブを選択するかも焦点だが、まずはクラブ間交渉だ。

 

 ドルトムントは、プリシッチ売却時に求める条件は推定7000万ポンドの移籍金だと言われている。
 今夏に大型補強でマーケットに巨額の投資を行った現状を考えると、台所事情は苦しいのが現状。

 

 リヴァプールは、ファビーニョを獲得した際に投資した4000万ユーロに近い移籍金で売却し補強資金の足しにすることを検討しているようだが、果たしてことがうまく運ぶかどうかは注目が集まるところだが。

 

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