上海申花所属のFWカルロス・テベス。2016年12月に中国スーパーリーグへ破格の待遇で招き入れられたテベスだが、同リーグへの適応に苦しんでいる。
現地時間19日と26日に行われた上海上港との中国FAカップ決勝でも招集外となり、母国アルゼンチンへの復帰が濃厚と伝えられたばかりだ。
テベス自身も、退団を認めるコメントを表明したことから、上海申花退団が既定路線として伝えられた。
だが、クラブの副GMのショウ・シュン氏は、テベスとの契約延長の可能性は否定しなかった。
「 我々はAFCチャンピオンズリーグ予選が始まろうとしていたから、彼を獲得したんだ。テベスはボカとユヴェントスの両方でいいプレーをしていた。だから我々は彼を連れてきた。クラブは彼のような魅力的な選手を求めていたからね 」
「 もちろん、彼は期待に応えていない。しかし、彼はハードワークを続けている。彼と契約を延長するかどうかは、相互的な選択になるだろう 」
今季、中国スーパーリーグで16試合に出場し4ゴールと本来のパフォーマンスを披露することができなかった。
テベスのプレーは、トップレベルであることは間違いないが、周囲の環境に大きく影響される選手であることを忘れてはならないだろう。
家族とともにアルゼンチン帰国を望んでいるともされているテベスは、上海申花と契約を延長することを決断するのか注目が集まりそうだ。