パリ・サンジェルマン、CLの成績如何で解任の可能性も… 後任人事に着手とも

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 パリ・サンジェルマンを率いるウナイ・エメリ監督。この夏、ネイマール、キリアン・ムバッペを加えた現スカッドに強い自信を見せており、エメリ監督に高い結果を残しているようだ。

 

 報道によると、クラブはエメリ監督にリーグ・アンタイトル獲得は最低限のノルマとして通達しており、チャンピオンズリーグ上位進出を強く求めているという。
 今季、リーグ第8節を終えた時点で首位に立ち、チャンピオンズリーググループステージでバイエルン・ミュンヘンに快勝。

 

 この結果は最低限のノルマとして認識しているクラブフロントは、今季終盤戦に向け指揮官に与えるプレッシャーはさらに増すものとみられている。
 成績如何ではエメリ監督を解任すると予想されており、クラブは後任人事に着手しているとも伝えられている。

 

 パリSGがリストアップしているのは、昨季リーグ・アンのタイトル、チャンピオンズリーグベスト4を実現させたASモナコを率いるレオナルド・ジャルディム監督招聘を画策しているという。

 

 その動きは、まさにバイエルンと酷似か?
 国内のライバルクラブで大きく成長した選手を引き抜き、国外からビッグネームを迎える。ライバルクラブの戦力を削ぎ落とし、国内で圧倒的な支配者として君臨するパリSG。

 

 これまで多くの外様監督を招聘し、チャンピオンズリーグ上位進出を目指したもののベスト8の壁を超えることができていない。
 まずは、この鬼門であるベスト8の壁を超えるべく戦力を整えつつ、欧州での実績も確かな指揮官招聘を画策。

 

 その意味では、セビージャでヨーロッパリーグ3連覇を成し遂げたエメリ監督は理想的な人材であったものの、チームのモデルチェンジに苦慮し結果を残すことができていない。
 今季、強力なスカッドを獲得し、チームにとって大きなメリットであることは間違いないが、少なくない問題を抱えている。

 

 エメリ監督は、戦術の理解度を推し進めるよりも、複数の場所で勃発する火種を消化することに力を入れなければならず、チームの成熟度を高めるのは難しい現状にあるのかもしれない。
 だが、クラブ側が求める結果と与えられた時間は少ない。

 

 仮に、チャンピオンズリーグの早期敗退やリーグ戦での苦戦を強いられることとなれば、クラブフロントは躊躇なくエメリ監督の解任を決断するだろう。
 パリSGは、チームが抱える問題の早期解決、そしてチームの成熟度を高め結果を求め続けており、エメリ監督が実現させることができなければジャルディム監督の引き抜きを即決することとなりそうだが果たして。

 

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