次期代表間監督を探しているウェールズ代表が、ティエリ・アンリ氏を新監督候補にリストアップした。
2018ロシア・ワールドカップ欧州予選で敗退し、本大会出場を果たすことができなかったウェールズ代表。
現地時間17日、実に6年間にわたって代表監督を率いてきたクリス・コールマン監督の退任を発表。
当面の課題は国際大会への返り咲きであり、EURO2018本大会出場と上位進出だ。
このノルマを達成させるべく、次期指揮官に実力者を招聘したいウェールズ代表は、後任候補として母国のレジェンドであるライアン・ギグス氏や、クレイグ・ベラミー等をリストアップ。
その中で最も注目が集まっているのがアンリ氏だ。
ウェールズサッカー協会は、頭が痛いところだ。
順当にいけば、母国OBを招聘するのが欧州の定説であるが、アンリ氏は異例中の異例。
欧州で指導者として活躍するためには、指導者ライセンスを得ることが必要だ。
通常、母国で指導者ライセンスを取得するのが定説だが、アンリ氏はなぜかウェールズで指導者ライセンスを取得。
これを良い縁として考えるのがウェールズサッカー協会。
アンリ氏を代表監督に招聘するプランを画策しているというのだ。
現在、アンリ氏はベルギー代表を率いるロベルト・マルティネス監督の下でアシスタントコーチを務めている。
指導者として独自の見解を持ち、度々メディアを賑わす発言を残していることは有名。
選手としてプレミアリーグやリーガ・エスパニョーラで数多くのタイトルを獲得し続けてきたアンリ氏。
クラブを指導する姿を見てみたい気もするが、比較的日程が緩やかなナショナルチームを率いるという選択肢もある。
過去にマンチェスター・ユナイテッド指揮官を経験したギグス氏招聘が名実ともに順当な選択だと考えるのだが果たして。