バルセロナ所属のMFアンドレス・イニエスタ。今夏の移籍市場で中国スーパーリーグの天津権健へ移籍することになるかもしれない。
Sport informa de una nueva oferta del fútbol chino https://t.co/bUrHc08ILK
— Diario AS (@diarioas) February 16, 2018
この夏の獲得を目指す天津権健は、イニエスタに対し3500万ユーロのサラリーを用意。
2017年末からイニエスタ側と接触を続けており、心を揺さぶりにかかっている。
イニエスタがバルセロナを後にすることを検討し始めたのは、ここ数年の話。
これまでは、イニエスタの後釜が務まる選手が不在でクラブ側からの強い慰留要請もあったことから、2017年にクラブと事実上の生涯契約を締結。
だが、今冬にリヴァプールからMFフィリペ・コウチーニョを獲得したことで状況は一変。
コウチーニョは、昨年夏にパリ・サンジェルマンへ移籍したFWネイマールのポジションでプレーできるほか、イニエスタが主戦場とするCMFでもプレー可能。
若きブラジル代表がクラブにやってきたことで、高齢化に悩んでいたバルセロナの中盤は問題を一気に解決することに。
こうしたクラブ事情、そしてイニエスタの元に天津権健以外にもアメリカMLSやアラビア方面からの高待遇のオファーが届いていたこともあり、移籍を検討し始めたのかもしれない。
一部の報道では、イニエスタはバルセロナ残留か天津権健移籍かの2つの選択肢まで絞ったと伝えている。
今季終了後に開催されるロシア・ワールドカップ前までにも自身の去就を決定するのではないかと見られている。
バルセロナの黄金期で中心選手として活躍し、獲得できるタイトルのほとんどを手中に収めたイニエスタ。
今季終了時点で34歳を迎える現状を考えると、中心選手として破格のサラリーを受け取りながら中国でプレーする選択肢もあるだろう。
なによりも、盟友であるMFハビエル・マスチェラーノが今冬に中国スーパーリーグへ移籍したことも、イニエスタの移籍を後押しすることになるかもしれない。
とはいえ、バルセロニスタがFWリオネル・メッシと同様にチームの生けるレジェンドの移籍を簡単には容認しないだろう。
中国でプレーすることでサッカー選手としてのキャリアは伸びることは間違いないが、イニエスタには現役最後の日までバルセロナでプレーしておいて欲しいと願うのは私だけではないはずだ。
スペインの生ける伝説であるイニエスタ。自身の今後のサッカーキャリアをどう考えるか注目が集まりそうだ。