ケイラー・ナバス、移籍が一転マドリー残留か?

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 レアル・マドリー所属のGKケイラー・ナバス。今夏の移籍市場でクラブ退団が確実視されてきたが、ここにきて一転残留の可能性が浮上した。
 ジネディーヌ・ジダン監督の来季の構想から外れたナバス。

 

 夏の移籍を求め新天地探しを続けてきた。
 移籍先最有力候補と目されてきたパリ・サンジェルマンが、ここにきてターゲットをACミラン所属のGKジャンルイジ・ドンナルンマへ変更したこともあり、移籍交渉が停滞しているとのことだ。

 

 そもそも、パリSGがナバス獲得で求めていた条件は無理難題なことばかり。
 マドリーとナバスの現行契約は2021年まで残されており、移籍金が発生する。

 

 マドリー側は2000万ユーロの移籍金を要求していたものの、パリSG側は移籍金ゼロでの獲得を求め続けた。
 ナバスもクラブ側に契約解除の要請を幾度となく突きつけたものの、これを拒否。

 

 当たり前だ。マドリーは、今夏クラブ史上最大規模の投資を今夏に決断。
 その金額は3億ユーロ。

 

 収支のバランスを考えれば、移籍金が発生する選手を無償譲渡する案はなく、例外はない。
 遅々として交渉が進まない中、パリSGのフロント人事が行われスポーツディレクターがアンテロ・エンリケ氏からレオナルド氏へ変更。

 

 ナバス獲得に向け動いていたエンリケ氏から、レオナルド氏に変更されたことで補強リストも刷新。
 ナバスの名がリストから外され、ACミラン所属のGKジャンルイジ・ドンナルンマが新たにリストアップされることに。

 

 パリSGがドンナルンマ獲得交渉を優先していることもあり、ナバスの去就が宙に浮くことに。
 マンチェスター・ユナイテッドやFCポルトもナバス獲得に関心を示していたが、ユナイテッドはデ・ヘアに契約延長の可能性が、ポルトにはジャンルイジ・ブッフォンと接触を強めている。

 

 受け入れ先のクラブが交渉から撤退し、マドリー残留という選択肢しかなくなったというのが現状なのだろうか。
 とはいえ、マドリーはみすみす2000万ユーロを逃すことは考えにくい。

 

 ナバスが残留することとなれば、今季勃発した正守護神問題も残されることに。
 パリSGがドンナルンマ獲得に失敗した場合、もしくはミランがドンナルンマの代役探しに奔走し始めた時、再び移籍の可能性が浮上することになるかもしれないが。

 

 

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