パウリーニョ移籍騒動が終焉へ、広州恒大が売却拒否を正式発表へ

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 中国スーパーリーグの広州恒大。同クラブに所属するMFパウリーニョ獲得にバルセロナが動いている。

 すでに、獲得オファーを提示していると伝えられたが、広州恒大はこのオファーに“ NO ”を突きつけた。
 広州恒大での活躍によりブラジル代表にも復帰。

 欧州でも未だに高い評価を得るパウリーニョにバルセロナが獲得に関心を示していると伝えられていた。
 選手本人もバルセロナからのオファーを認めつつ、応じるかどうかについて迷う様子を見せていた。

 現地メディアでは、“ 大いなるステップアップ ”として伝えられたが、クラブ側はこれに難色。
 パウリーニョ移籍を拒否する姿勢を見せていたが、中国スーパーリーグの移籍マーケット閉幕を目前に放出を正式に拒否する声明を発表した。

「 パウリーニョは2017年1月に契約を延長したばかりであり、クラブの長期的な未来の重要な一部だ。バルセロナから彼へのオファーは正式に断った。彼を高く評価してくれたバルセロナには感謝したいが、彼を売却する予定はない 」

 この決断に大きく起因するのは、中国サッカー協会が導入した“ 爆買い ”の抑制だろう。
 潤沢な資金を背景に、欧州で活躍した一線級のタレントを次々と競り落とし続けてきた中国スーパーリーグ。

 クラブの財政状況を超えた投資をするクラブが多く、同時に中国人選手の育成が後手に回ることに危機感を覚えた中国サッカー協会の大きな決断だ。
 同時に、一定以上の金額で選手を獲得した場合、クラブはその移籍金と同額を中国サッカー協会に収めなければならない。

 これは、各クラブにとって大きな負担となり、これまでと同様に巨額の投資をすることはできなくなる。
 現在保有するスター選手の放出に二の足を踏むクラブが多くなるのは必然だ。

 バルセロナにパウリーニョが必要かどうかは、現地スペインメディアでも盛んに問われている。
 広州恒大がパウリーニョ放出を正式に発表したため、今後バルセロナは新たにリストアップした数名の選手の獲得に注力することとなりそうだ。

 

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