マンチェスター・ユナイテッド所属にFWロメル・ルカクを強奪される失態をしたチェルシー。
クラブを率いるアントニオ・コンテ監督が、ストライカー補強のトップターゲットとしていただけに、交渉を成立させることができなかったことは大きな失敗だ。
新シーズンに向け、下を向き続けることはできず、新たなターゲットへシフトチェンジが必要だ。
現時点で獲得が噂されているのが、レアル・マドリー所属のFWアルバロ・モラタだ。
FWジエゴ・コスタが、今季の構想に含まれておらず、アトレティコ・マドリーへの移籍が濃厚とされている。
ストライカーのポジションが手薄状態となる現状を考慮すると、同ポジションに新戦力獲得が必須だ。
モラタに関しては、ユナイテッドが獲得に迫っていたものの、ルカクにターゲットを変更したためモラタへの関心は薄れつつある。
マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長は、モラタ売却に8000万ユーロの値札を下げ獲得に関心を示すクラブを牽制している。
ルカク獲得に失敗したチェルシーは、ユナイテッド移籍が消滅するモラタをトップターゲットとして獲得に動くのではないかと予想されている。
だが、マドリーが求める移籍金は高額だ。
潤沢な資金力を有するチェルシーだが、近年のマーケットは小粒な補強が続いている。
間違いなく、FFPを意識しているだろう。
とはいえ、今季チャンピオンズリーグを意識すれば、強力なスカッドを構築することは必須。
コンテ監督は、モラタを高く評価する指揮官の一人だ。
進まないクラブの補強戦略に苛立ちを感じてるとされるコンテ監督だが、クラブは指揮官の要求に一定の答えを残すことができるのか注目が集まりそうだ。