バルセロナ、ジョゼップ・グアルディオラ監督復帰を画策

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 今季終了後に指揮官交代を目論むバルセロナが、マンチェスター・シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の招聘を検討していると現地メディアが伝えた。
 グアルディオラ監督は、2008年にトップチーム指揮官に就任し2012年に退任するまでスペインサッカー史上初となる3冠を達成するなど黄金期を構築。

 

 バルセロナ指揮官退任後は、バイエルン・ミュンヘンを経て2016年からシティの指揮官を務めている。
 シティと蜜月な関係を構築するグアルディオラ監督だが、今季負傷離脱者が相次ぎリーグ戦で思わぬ苦戦を強いられている。

 

 今季限りでの退任報道が盛んに報じられ、去就が大きく注目。
 バルセロナは、噂通り今季限りでグアルディオラ監督がシティ指揮官退任を決断した場合、古巣復帰に向け動くと伝えた。

 

 グアルディオラ監督にのしかかる重圧は想像以上に大きい。
 歴任するクラブでリーグ優勝は当然で、ビッグイヤー獲得が至上命題とされてきた。

 

 だが、バルセロナ指揮官退任以降、CLタイトルからは縁遠いのが現状。
 そんななか、国内リーグ戦で無類の強さを誇るバルセロナが、欧州王者奪還に向けグアルディオラ監督の復帰を画策。

 

 ただ、今回の報道は既成事実と噂が作り上げた飛ばし記事の可能性が高い。
 バルセロナ現指揮官のエルネスト・バルベルデ監督は、今季限りでクラブを退団する可能性は高い。

 

 事実、バルセロナは後任人事に着手しており、複数の候補をリストアップしているとのこと。
 一方、グアルディオラ監督も今季の低迷を受け契約解除オプションの存在が報じられるなど退任に向け報道合戦も。

 

 この2つを結びつけ、シティ退団後のバルセロナ旗艦というシナリオが出来上がった可能性は高い。
 グアルディオラ監督の胸中は不明な点が多いが、シティ側はグアルディオラ監督の長期政権構築を目指している。

 

 おそらく、短期的な失敗は想定の範囲内。
 最低でも原稿契約満了となる2021年まではクラブで指揮を続けることを望んでいる。

 

 無論、契約延長に向けた動きも存在し全面バックアップを約束。
 バルセロナにとって、グアルディオラ監督引き抜きを実現させるためには、タフな交渉を強いられることは間違いない。

 

 指揮官がこれまで見せてきた言動を考えれば、人気途中に契約を解消し他クラブへ新天地を求める可能性は低いのが現実だろう。
 仮に、今季限りでシティを退団することになったとしても、2013年から走り続けていることを考えれば、幾ばくかの休息の時間に充てる可能性も考えられる。

 

 世代交代が進まず、過去の遺産と場当たり的な補強でやりくりを続ける印象が強いバルセロナ。
 指揮官交代の可能性は高いが、稀代の名将が指揮官の席に座っている可能性は限りなく低いような気もするのだが果たして。

 

 

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