アーセナルが、マンチェスター・シティ所属のFWラヒーム・スターリング獲得に関心を示しているようだ。
今夏の移籍市場で大型補強を断行したアーセナル。
ボローニャからDF冨安健洋、レアル・マドリーからMFマルティン・ウーデゴールらを獲得。
クラブを率いるミケル・アルテタ監督が推し進めるチーム改革の初手としては大きな成果を上げることに成功した。
今季開幕こそ、3連敗という最悪の形でスタートを切ったものの、冨安加入が大きな転機となりリーグ戦3連勝を記録し復調の兆しを見せている。
アルテタ監督のチーム改革は次のステップへと入り、今夏の補強を見送った前線の補強を画策している模様。
報道によると、来年夏の移籍市場でシティで構想外となりつつあるスターリングを獲得するために交渉の準備を進めている模様。
現在26歳のスターリング。
2015年夏にシティへ加入し、これまでリーグ戦で201試合に出場し79ゴールをマーク。
チームの中心選手として活躍を続けていたものの、昨季途中から出場機会が激減。
シティとスターリングの現行契約は2023年まで締結しているものの、今夏にも移籍の噂が伝えられるなど去就が注目されている。
今季、リーグ第7節終了時点で7試合に出場しているが途中出場が多く、先発出場は2試合のみと準レギュラーへと降格。
そんななか、かつてシティでアシスタントコーチを務めていたアルテタ監督は、スターリングと良好な関係を維持しており、その関係を利用し来夏の移籍市場で獲得したいと考えている模様。
今季、スターリングがシティで生き残るためには大幅なプレースタイルの変化を模索する必要があるかもしれない。
獲得が噂されたトッテナム所属のFWハリー・ケインの移籍交渉はトッテナム側の要求が高く断念。
FWセルヒオ・アグエロの抜けた穴を埋めることができず新シーズンを迎えている。
スターリングがシティで生き残っていく道は、中央へのポジションチェンジだと考える。
高さはないがスピードはある。
足元の技術もあるため、前線中央でボールを収め、ゴールを脅かす存在へと変貌できれば主力定着の可能性も。
面白い変化だとは思うが、ケイン獲得断念で“ ゼロトップ ”へとシフトチェンジしたグアルディオラ監督を納得させるだけのパフォーマンスを披露するためには相応の時間が必要だろう。
大きな変化を求めるか、このまま控え要員として戦うかが大きな注目を集める。
仮にスターリングが後者を選択すれば、間違いなくアーセナル移籍が現実味を帯びてくることになるだろう。
問題は、アーセナルがどの程度の条件を提示できるかが交渉成立の最大の鍵。
今夏に開催されたEURO2020で3得点をマークし結果を残したスターリング。
パフォーマンスが悪いだけではなく、シティでは激しいポジション争いとロジカルな戦術にフィットできていないだけではないかと推察する。
世代交代を推し進めるアーセナルの攻撃陣にとって、スターリングは大きな飛び道具として活用していくことができると考えられるが果たして。
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マンチェスター・シティ所属のFWラヒーム・スターリング獲得に関心https://t.co/TRZhDQ2Elp— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) October 4, 2021