チリ代表の英雄、アルトゥーロ・ビダル、ロシア・ワールドカップ終了後に代表引退を表明

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 バイエルン・ミュンヘン所属のMFアルトゥーロ・ビダル。2018年に開催されるFIFAワールドカップ・ロシア大会を最後に代表から引退することを発表した。

 現在30歳のビダル。若干20歳という若さでA代表に招集されると、スタメンに定着し通算で93キャップを記録。

 守備が主戦場の印象のあるビダルだが、代表では23ゴールをマークするなど、攻撃面でも大きく貢献。

 現地時間5日に行われたワールドカップ南米予選のボリビア代表選終了後に次のようなコメントを残した。

「 代表引退は長い間考え続けていたことだ。もっと家族の近くにいなければならないと思っていたけど、ここ10年ほどはそれが難しくなっていた。休息の時が来たということだよ 」

 コパ・アメリカを制するなど黄金期を迎えたチリ代表だが、一つのサイクルが終了したかW杯南米予選では現在6位と低迷。

 ビダルは万全なコンディションで代表選に挑んでいるが、攻撃の中心選手であるFWアレクシス・サンチェスがアーセナルとの契約延長交渉が難航しており、メンタル・フィジカルコンディションが万全ではないのが現状。

 一時、「 ビダルそしてサンチェスがワールドカップで見れないのか? 」と世界中を駆け巡ったくらい驚きの声が。

 チリ代表そしてビダルに残されたのは2試合。

 本大会出場は4位でフィニッシュすることだが、プレーオフへ回る5位確保も危ぶまれているのが現状。

 ビダルのナショナルチームでのプレーが、残り2試合で終了することとなるか? 今が正念場だ。

 代表引退は、クラブチームでのプレーに集中する意味を持つ。

 だが、キャリア最後となるワールドカップ出場のために、最後の戦いに注力しなければならない現状だ。

 ビダルの、代表引退は無事ワールドカップ終了まで延命されることとなるのだろうか?

 

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