バルセロナ所属のFWセルヒオ・アグエロが現役からの引退を発表した。
今夏の移籍市場で10シーズン過ごしたマンチェスター・シティからバルセロナへ加入したアグエロ。
大車輪の活躍が期待されたものの、盟友リオネル・メッシがパリ・サンジェルマンへ新天地を求め、シーズン前にふくらはぎを負傷。
完治に全力を注ぎ、10月にバルセロナデビューを果たす。
デビュー3試合目となったレアル・マドリーとの“ エル・クラシコ ”で初ゴールを記録しアグエロの実力を改めて知らしめた結果に。
だが、その後状況が一変する。
現地時間10月30日に行われたリーグ第12節のアラベス戦で先発出場を果たすも、試合中に心臓に違和感を覚え途中交代。
その後の検査で不整脈と診断され、復帰までは3ヶ月程度かかると診断されていた。
アグエロは、最後まで復帰に向け注力してきたが、現役引退を決意。
現地時間15日に開いた緊急記者会戦で次のようなコメントを残した。
「 この会見は、僕がプロサッカー選手を辞めることにしたことをお知らせするものだ。これはとても辛い瞬間ですが、僕が下した決断には非常に満足しています。まず、1ヶ月前に抱えていた問題で、体調が良くないということです 」
「 医者には、『 プレーするのを辞めるのが一番良い 』と言われた。10日前に決断した 」
「 何か希望はないかとできる限りのことをしたが、あまり希望はなかった 」
アグエロは、母国アルゼンチンのインデペンディエンテの下部組織で育ち、2005年7月にファーストチームへ昇格。
そこで頭角を表すと、2006年7月にアトレティコ・マドリーへ完全移籍。
アトレティコで大きな結果を残し、公式戦230試合に出場し100ゴール45アシストを記録。
2011年7月にマンチェスター・シティへ新天地を求めた。
シティでは、その得点能力はさらに磨き上げられ、公式戦390試合に出場し260ゴール73アシストを記録。
クラブ最多ゴール記録を樹立し、プレミアリーグでも外国人選手として最多の184ゴールを記録。
アルゼンチン代表でも101試合に出場し41ゴールを記録。
今夏に開催されたコパ・アメリカを制覇し自身初の代表メジャータイトル獲得に貢献。
引退後の去就について明言しなかったが、すでに古巣マンチェスター・シティのアシスタントコーチやアルゼンチン代表のアシスタントコーチのオファーが届いているようだ。
バルセロナ所属のFWセルヒオ・アグエロ
現役引退を表明https://t.co/ymPzRLYKdt— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) December 15, 2021