バルベルデ監督に解任の恐れ、フロントとの摩擦で今季終了後に退任か?

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 バルセロナを率いるエルネスト・バルベルデ監督に退任の可能性が急浮上した。今季、シーズン2冠が濃厚と言われるバルセロナ。
 クラブ改革を目玉に昨年夏にバルセロナの新監督に就任したバルベルで監督は、クラブの伝統から真正面に向き合い改革を断行。

 

 伝統的なシステムであった4−3−3を放棄し、4−4−2を導入。
 順調に勝ち星を積み重ね、リーグ戦で首位を独走。

 

 昨季、ルイス・エンリケ元監督のもとで混乱に陥ったクラブを見事に立て直すことに成功している。
 だが、チャンピオンズリーグ準々決勝でASローマ相手に歴史的大敗を味わったクラブフロントは、バルベルデ監督の采配が疑問視され始めている。

 

 今季、バルセロナにとって2季続けてCLベスト8の壁を越えることができていない現状を打開することを目指していた。
 だが、過密日程を乗り切るためローテーションを積極的に採用するバルベルデ監督は、国内リーグ戦を徹底的に意識したものであり、これを快く思っていないのがクラブフロントだ。

 

 とはいえ、選手から圧倒的な指示を集めるバルベルデ監督が、簡単にクラブを去ることは考えにくい。
 チーム改革は始まったばかりであり、バルベルデ監督が着手しなければならないのはチームの世代交代だ。

 

 下部組織軽視が問題視されるバルセロナだが、今後もマーケットに巨額の投資を行い戦力補強を断行することは間違いないだろう。
 唯一の懸念材料は、これまで漏れ伝わることがなかった指揮官に対するフロントの立ち位置という問題。

 

 不要論とも考えられる今回のリークで、クラブが指揮官解任という大鉈を振るうことがあるのか今後の動きに注目が集まりそうだ。

 

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