
昨季までボルシア・ドルトムントを率いていたトーマス・トゥヘル氏が、チェルシーの新監督に就任する可能性が浮上した。
クラブを率いるアントニオ・コンテ監督と、ディレクターを務めるマリーナ・グラノフスカヤ氏の確執が表面化。
一部のメディアによると、クラブのオーナーであるロマン・アブラモヴィッチ会長との不仲説が囁かれている。
中でも、FWジエゴ・コスタの起用法についてグラノフスカヤ氏とコンテ監督の意向に大きな乖離が見られる。
アトレティコ・マドリーからD・コスタを引き抜いた際、3800万ユーロを投資し直接交渉を行った選手であり、手塩にかけた選手の一人であった。
そんなD・コスタにSMSで戦力外通告を行ない、チェルシーの門をくぐることすら許していない現状に、大きな懐疑心を持っていることは間違いない。
クラブ側が描いているシナリオは、違約金を支払ったとしてもコンテ監督を解任し、若手育成力が高く評価されているトゥヘル氏を新監督に招聘すること。
ブンデスリーガで飛躍を遂げた多くの指揮官がプレミアリーグで成功を掴みかけていることが、トゥヘル氏招聘の大きな要因とされている。
今季、リーグ2節を終了した時点で1勝1敗で12位に甘んじている。シーズンは始まったばかりであり、現状だけでクラブ指揮官の首がかかるかどうかは不透明である。
コンテ監督は、過去にクラブとの確執が表面化しユヴェントスを突如退任したという経歴がある。
さらなる戦力の補強を求めながらも、沈黙を守り続けているコンテ監督は、ユヴェントス時代と酷似。
突然の辞任( または解任 )、新指揮官にトゥヘル氏招聘というプランが遂行されることとなるのだろうか?