ドンナルンマ、ACミランと契約延長へ

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 ACミラン所属のGKジャンルイジ・ドンナルンマ。今夏の移籍市場でミラン退団が噂されたが、一転して契約延長に近づいているようだ。

 この夏、クラブからの新契約を拒否したとされたドンナルンマ。
 クラブとの現行契約が2018年まで満了を迎えるため、今夏の売却は既定路線とされてきた。

 ドンナルンマ側が決断したとされるミラン退団。
 だが、この決断にサポーターは選手を大きく非難。

 サポーターからの扱いに、大きな衝撃を受けたドンナルンマは、代理人を務めるミーノ・ライオラ氏解任説まで浮上したほどだ。

 両者の関係性は急速に悪化していったが、ここにきて事態は一変。
 現地メディアの情報によると、ドンナルンマがミランと新たに5年の契約延長で合意に達したと報じた。

 この新契約で設定された契約解除金が1億ユーロ。
 来季、ミランがチャンピオンズリーグに出場することができなかった場合、5000万ユーロに変更されるという特殊な条件が付与されている。

 なお、ドンナルンマはミランから600万ユーロという破格のサラリーを受け取ることになる。
 移籍時に非常に有利な契約を勝ち得ることができたドンナルンマ。

 中国資本の流入で経営状態が急速に改善したミランだが、やはりUEFAのFFPの存在は無視できない。
 昨今のクラブは人件費圧縮に大きな力を入れているが、ドンナルンマに支払う高額なサラリーは大きな足かせになることは間違いない。

 来季、チャンピオンズリーグ出場権を確保することができなければ、ドンナルンマ慰留は難しくなるだろう。
 この夏、ミランはドンナルンマと契約延長を勝ち得たが、高い忠誠心を得るためにはライオラ氏の存在は大きな不満分子となることは間違いなさそうだ。

 

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