ベルルスコーニ元名誉会長が、敬愛するACミランの買い戻しを示唆

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 ACミランの全名誉会長であるシルヴィオ・ベルルスコーニ氏が、クラブの現状について興味深いコメントを残した。

 

「 約束することはしたくないが、未来を見据えて、ミランを買い戻す意向がある 」

 

 

 2016年8月、ベルルスコーニ氏が創設した子会社のフィニンヴェスト社から、中国奇病に株式の99.93パーセントを7億4000万ユーロで売却。
 経営権を譲渡し、新体制で今季を迎えていた。

 

 中国資本が後ろ盾となり、昨年夏の移籍市場で推定2億ユーロという巨額をマーケットに投資し、過渡期にあったクラブの大胆なテコ入れを断行した。
 だが、今季の序盤戦のつまづきが大きな影響となり、現在リーグ戦で7位と低迷。

 

 悲願のチャンピオンズリーグ本大会出場も逃し、ヨーロッパリーグ出場権獲得が当面の目標になっているのが現状だ。
 そんななか、ベルルスコーニ氏が口にしたことが話題を集めている。

 

 ミラン愛を貫き続けるベルルスコーニ氏のコメントは、現地でどの程度反響があるのかは不透明。
 買い取るにしてもベルルスコーニ氏が準備できる資金はやはり限られている。

 

 ベルルスコーニ政権でミランといクラブを支えたのがフィニンヴェスト社だ。
 だが、イタリア国内の急速な不況にあおりを受けミランの財政状況は火の車状態だった。

 

 ベルルスコーニ氏が再びミランを買収することになるのであれば、財政基盤をどのように構築するかが目下の課題。
 フィニンヴェスト社が再び全権を有することになるなら、同じことが繰り返され“ ミランブランド ”はますます低下するばかり。

 

 いずれにしても、ミランの現フロントにはクラブ運営に確固たる信念が伝わってこず、資金繰に苦しんでいる現状を考えると。
 果たして、報道通りベルルスコーニ氏がミランを再び買い戻す日がやってくることになるのか注目が集まりそうだ。

 

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