ASローマ、敏腕SDモンチ氏と契約解消を発表!人件費問題解消が棚上げのまま名物ディレクターを失う

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 ASローマでスポーツディレクターを務めていたモンチ氏が、クラブとの契約を解消したことを発表した。

 

 

 

 

 2017年からローマでSDを勤めていたモンチ氏。
 就任初年度は、ビッグディールはなかったものの、世界中に張り巡られた調査網を巧みに駆使し若手有力選手を多く入団。

 

 モンチ氏が獲得した選手は、今後成長を遂げる今は“ 芽を出すかどうか ”の状況にある。
 そんな将来のビッグスーター候補生が乱立するローマだが、予てからモンチ氏の周辺は非常に慌ただしくなりつつあった。

 

 ファン、サポーターからは『 ローマを2流のクラブに陥れるのか 』など侮辱する言葉を投げかけられる始末。
 クラブ財政を考えながら、計画的かつ綿密に職務を遂行しチーム強化を推し進めているわけだ。

 

 だが、これまでビッグネームを多く獲得し続けてきたロマニスタの目を納得させるだけの補強でなかったことは言うまでもない。
 とりわけ、モンチ氏就任以降多くのビッグネームがクラブをさる決断をしている。

 

 アリソンがリヴァプールへ、ラジャ・ナインゴランがインテルへ、ケヴィン・ストロートマンがマルセイユへ。

 

 攻守にわたりチームのエースとして活躍してきた選手が、次々と他クラブへ流出していくのをサポーターは指をくわえて見ていることしかできない。
 代わりに入団してきた多くの若手選手は、将来への投資だ。

 

 過去の負債を帳消しにし健全な財政状況に取り戻すべく、クラブフロントそしてモンチ氏指導のもとで改革をスタートさせていた。

 

 

 だが、モンチ氏の拠り所であったエウゼビオ・ディ・フランチェスコ前監督解任がローマとの契約を解消した一つの要因とも。

 

 すでに、モンチ氏は盟友ウナイ・エメリ監督が率いるアーセナルでディレクター職の就任に興味を示しており、セビージャでタッグを組んだ両者がイングランドの地で再開することになるかもしれない。

 

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