バルセロナ所属のMFラフィーニャ・アルカンタラ。今冬の移籍市場でインテルがラフィーニャ獲得に乗り出している。
今冬にトップ下のポジションの補強を画策するインテルは、冬のマーケット開幕直後からラフィーニャをターゲットとしバルセロナと接触。
今季、エルネスト・バルベルデ監督の構想から外れ、フィリペ・コウチーニョを獲得したことでラフィーニャの序列はさらに低下。
バルセロナは、ラフィーニャの移籍は完全契約での取引のみで4000万ユーロ以上の移籍金の支払いを要求している。
これに対し、インテルは買取オプションを付与したレンタル契約のオファーを提示。
今季終了後に2000万ユーロを支払うことで完全移籍を取り付けたいと考えているようだ。
補強資金に限りのあるインテルが用意した最大限のオファーであることは間違いない。
だが、バルセロナにとってこの条件はリスクが高い。
すでにラフィーニャ売却を視野に入れているバルセロナは、買取義務を付与した契約が交渉の妥協点だとされている。
徐々に姿勢を軟化させつつあるバルセロナ。
秘めたるポテンシャルは高いものの、バルセロナでそれを発揮することができなかったラフィーニャ。
インテルは、大きな保険をかけていることは間違いなく、最悪買取オプションを行使しない可能性も考えられる。
現時点で、インテルはラフィーニャに対し4年半の契約をオファーしているというが、イタリアサッカーにラフィーニャがフィットするのが前提条件だろう。
中盤の攻撃的なポジションを複数こなすことができるラフィーニャは、ルチアーノ・スパレッティ監督にとって攻撃的なオプションを数多くもたらすこととなるのは間違いない。
今夏にウスマン・デンベレ、今冬にフィリペ・コウチーニョを巨額の投資で獲得したバルセロナ。
余剰戦力売却で来夏の移籍市場で更なる戦力補強を画策しているだけに、余剰戦力をできるだけ好条件で売却しておきたいと考えるのが普通だが果たして。