次期代表監督を探すイタリアサッカー協会、マンチーニ氏招聘で一本化か?

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 イタリアサッカー協会は、現在空席となっているイタリア代表監督招聘に注力している。
 2018ロシア・ワールドカップ本大会出場を逃し、再起を誓うイタリア代表。

 

 協会は、同じ失敗を繰り返すことはできず、次期新監督には相応の人物の招聘を画策している。
 現タイミングで招聘リストの上位に位置しているのがゼニト・サンクトペテルブルクを率いるロベルト・マンチーニ監督だ。

 

 サッカー協会からの接触を一度は拒絶したマンチーニ監督だが、代表監督後任人事が難航していることを受け、次のようなコメントを残している。

 

「 イタリア代表がワールドカップに出られないなんてことは経験したことがない。出るのが当たり前だったからね。そして私には夢がある。選手として優勝できなかったものを、イタリア代表監督として勝ち取ることだ。それがワールドカップだ。ビッグクラブではすでに優勝を手にした。代表を率いることは偉大なことだ。大きな誇りでもあり、栄誉でもあるユーロかW杯で勝てれば、さらに嬉しいね 」

 

 イタリア人監督候補の中でも、ビッグネームとされる人物の招聘を画策するサッカー協会。
 だが、それらビッグネームを招聘したくとも、協会が捻出できるサラリーは500万ユーロと大きなものではない。

 

 これを踏まえた上でマンチーニ監督は、『 お金は問題にならない。イタリアに優秀な若手選手がおり、毎シーズン新たな素晴らしい選手が出てくる。イタリア人選手は他とは違う何か特別なものを持っている。でも今大会はブラジルが優勝すると思う。南米予選は素晴らしく、印象深かった 』とコメント。

 

 イタリア代表監督就任に関心があるようなコメントを残したマンチーニ監督。
 だが、関係者はこれに安心してはいけないだろう。

 

 とりわけ、戦力的に欧州で一歩劣る印象が残る現イタリア代表。マンチーニ監督は、選手へ一定レベルを求める傾向と、結果にこだわり続ける人物だ。
 現スカッドに一抹の不安を抱える代表監督の席にマンチーニ監督が座ることとなるかは、別の話として考えるのが妥当か?

 

 アントニオ・コンテ現チェルシー監督が、代表で導いて見せた手腕をマンチーニ監督に求めることは困難な印象が強く、サッカー協会は今後も代表監督招聘に苦慮し続けなければならないだろう。

 

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