バルセロナ所属のMFハビエル・マスチェラーノ。今冬の移籍市場で中国スーパーリーグ挑戦が噂され続けている。
報道によると、河北華夏がマスチェラーノ獲得に向け積極的に動いているが、どうやら交渉が成立する方向で調整が進められているようだ。
今季、エルネスト・バルベルデ監督の構想から徐々に外れつつあり、多くの出場機会を得ることができていないマスチェラーノ。
今冬の移籍市場で退団を熱望し、新天地探しを積極的に行ってきた。
中国挑戦が噂され始めたタイミングで現れたのが河北華夏だ。
両クラブは移籍交渉を重ね基本合意を取り付けていたものの、未だ正式合意に達し切れていないのが現状だ。
問題は両者が求める移籍金に大きな乖離がある。
バルセロナはマスチェラーノに対し1000万ユーロの移籍金を求めている一方で、河北華夏は577万ユーロ以上の支払いを頑なに拒否していた。
だが、この交渉も最終的にバルセロナが河北華夏の意向を受け入れる形で調整が進められるという。
是が非でもマスチェラーノを獲得したい河北華夏だが、中国サッカー協会が2017年に定めた『 外国人選手の獲得に577万ユーロ以上を支払った場合、同じ額を中国サッカー協会のユース部門に寄付しなければならない 』という条項を回避するための背景がある。
これまで巨額の資金力を背景に戦力強化を推し進めてきた河北華夏。
すでにマスチェラーノに対し移籍金700万ユーロを支払うことで合意に達しており、残すはサッカー協会が制定したルール内でマスチェラーノ獲得を実現させることができるかどうかにかかっているのだが。