レアル・マドリーがマンチェスター・ユナイテッド所属のFWアントニー・マルシャル獲得に本腰を入れ始めたようだ。
報道によると、今季リーガ・エスパニョーラで首位を独走するバルセロナとの差を埋めるべく、攻撃陣の強化に着手。
マドリーはマルシャル獲得に向け8000万ポンドの移籍金を用意しユナイテッドと交渉に挑むこととなりそうだ。
今夏の移籍市場では大物ストライカーの補強が噂され続けてきたマドリー。
だが、ジネディーヌ・ジダン監督の考えや、他クラブの攻勢などの影響もあり、リストアップした選手獲得をことごとく失敗し続けてきた。
なかでも、ジダン監督が現スカッドに過度の期待をかけた影響もあり、補強の目をことごとく潰し続けてきた。
チームが好調ならば問題ないものの、世界屈指の破壊力と称された“ BBC ”は完全に崩壊。
負傷を繰り返すガレス・ベイル、不安定なパフォーマンスに終始するカリム・ベンゼマ、今だに存在感は光るものの33歳を迎えコンディションの維持に苦慮しているクリスティアーノ・ロナウド。
トップレベルでプレーできる時間は限られており、前線のタレントの入れ替えは必須だ。
なによりも痛かったのは、チェルシーへ売却したFWアルバロ・モラタの存在だ。
マドリーの将来を担う下部組織出身の優良タレントで、チェルシー加入後キャリアハイのパフォーマンスを披露していることを考えると、その実力は本物であったことを証明した。
今冬の移籍市場での戦力補強を否定したマドリー。
ユナイテッドでも中心選手として活躍するマルシャルをシーズン途中に引き抜くことは、まず不可能だ。
そう考えると、フロレンティーノ・ペレス会長は来季の中心選手としてマルシャルを指名しているのかもしれない。
2015年なつにASモナコからユナイテッドに加入したマルシャル。
加入当初はプレミアリーグ順応に時間を要したものの、徐々に出場機会を確保。
今季、公式戦18試合に出場し7ゴールをマークするなど結果を残しつつある。
ジョゼ・モウリーニョ監督から信頼を集めるマルシャルだが、FWマーカス・ラッシュフォードとポジション争いを行なっており、定位置は確保することができていないのが現状だが。