中国スーパーリーグの広州恒大は、クラブを率いるルイス・フェリペ・スコラーリ監督が退任したことを発表した。
かねてから広州恒大を退任し、ヨーロッパ復帰の可能性が噂されていたが、最初の一歩を踏み出す形となった。
2015年6月に広州恒大指揮官に就任したスコラーリ氏。
就任初年度にリーグ戦、AFCチャンピオンズリーグ優勝を成し遂げ、クラブに2冠をもたらした。
今季、リーグ戦タイトルを獲得しクラブを7季連覇を成し遂げている。
カップ戦で無類の強さを誇るスコラーリ氏は、中国とはいえリーグ戦3連覇を成し遂げたことは評価されて良いだろう。
欧州復帰が噂されるスコラーリ氏は、自身の去就について次のようなコメントを残している。
「 私のここでの物語は終わった。でも、私の中国での話は続くかもしれない。それについては注意深く考えていく必要がある。どこに行くかは誰にもわからない。だが、広州恒大が明るい未来になることを祈っているよ 」
「 今後中国に帰ってくるかは分からない。私はサッカーによって世界中のいろいろなところに行くことができた。でも、中国は今まで働いてきた中で、ベスト3に入るいいところだったよ 」
ややコメントに矛盾を感じさせるところはあるが、スコラーリ氏の中国での挑戦はこれで一区切りつくことはまちない。
同氏サイドは、欧州復帰に向け水面下で精力的に動いているとされている。
かつて、チェルシーを率い大いなる失敗を露呈させたスコラーリ氏だが、果たして新天地はどのクラブチームとなるのか注目が集まりそうだ。