レアル・マドリー所属のDFアクラフ・ハキミ。2年間のレンタル契約でボルシア・ドルトムントでプレーするハキミは、ドイツの地で大きくブレイク。
今季終了後にマドリー復帰が有力視されてきたが、ダニエル・カルバハルの控えのポジションを拒否しており去就が注目されている。
そんななか、WBの補強を模索するインテルがハキミ獲得に関心を示しているとのこと。
報道によると、インテルはハキミ獲得に向け移籍金4000万ユーロのオファーをマドリーへ提示。
マドリーの右サイドバックは選手層も薄く補強の必要性に迫られているのは事実。
だが、クラブを率いるジネディーヌ・ジダン監督はハキミのパフォーマンスを満足していない。
とりわけ、低い守備能力を酷評しており今夏の復帰に難色を示しているのが現状だ。
クラブフロントもこれらの状況を受け、好条件のオファーがお届けば売却の可能性を示唆しており、広く間口を広げオファーを待ち続けてきたのが現状。
そんななか届いたのがインテルからのオファーだ。
選手のドイツでの2年間のパフォーマンスや年齢を考えれば、インテルが用意する4000万ユーロの価格は安価すぎるといった印象。
ただ、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各クラブともに財政面で苦しい立場に追いやられており、高額な取引は例年以下の水準になることが予想されている。
レンタルの保有権を持つドルトムントは、ハキミ退団に備えパリ・サンジェルマンを契約満了で退団するトーマス・ムニエ獲得を早々に決めておりはきみに固執していないのが現状。
今後、インテルとマドリーの交渉へと以降していくこととなるが、今冬にバイエルン・ミュンヘンへレンタル契約で新天地を求めているDFアルバロ・オドリオソラの伸び悩みなどもあり選手層に大きな不安を抱えるのが現状。
実質上の戦力がカルバハルのみの状況下の中で、どのような選手を補強するかが焦点となりそう。
カルバハルも、マドリー復帰直後は守備力は決して褒められるレベルではなかったことを考えれば、ハキミをクラブに残留させ我慢強く試合で起用しながら成長を促していくことが理想的な選択肢となるはずだが。
ただ、蝶がつくほどの保守派で人材育成能力が非常に低いジダン監督がハキミを育成させる選択を取るとは考えにくく、このままインテル移籍が規定路線とも考えられるのだが果たして。
インテル
レアル・マドリー所属のDFアクラフ・ハキミ獲得濃厚にhttps://t.co/v1luVFWuGR— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) June 27, 2020