マンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元フランス代表DFパトリス・エブラ。
現地時間29日に現役引退を発表した。
17-18シーズン終了後にウェスト・ハムを退団後、フリーで新天地探しを続けてきたエブラ。
最終的に、昨季を短期間でウェストハムへ在籍したものの正式にスパイクを脱ぐことを決断。
「 正直に言って難しい決断ではなかった。自分の成し遂げてきたことに本当に満足して感謝している。直感で決めたことだ。ここで終わりにしたい。38歳でまだ若く見えるかもしれないが、もう新たな世代の時代だ 」
現役引退後の去就に触れたエブラは、続いて次の通りコメント。
「 テレビや自分のブランドの仕事をするつもりだ。これまで多くの犠牲を払ってきたから、監督になる前にあと1年くらい人生を楽しむ必要があると思う 」
監督ライセンス取得に向け動くこととなるエブラだが、即指導者就任とはならない様子。
現役時代、複数のクラブを渡り歩いたがとりわけ印象が強かったのは、ユナイテッドとユヴェントスに在籍した時だ。
ユナイテッドでは、キャリア最長となる8年半を過ごし5回のプレミアリーグ優勝、チャンピオンズリーグ優勝などを経験。
ユヴェントスでもセリエA優勝を2度経験し数多くのタイトル獲得に貢献していた。
充実したキャリアを過ごしてきた印象の強いエブラだが、その気性の荒さやピッチ外での言動は問題視されたことも。
サポーターのキック事件、ワールドカップで練習ボイコットの戦犯など、非常に問題を抱えていたことは間違いない。
エブラにとって、紆余曲折あったキャリアだが振り返ってみれば、充実したキャリアを過ごしたのではないかと考える。
エブラの第2の人生に大きな期待が集まりそう。
パトリス・エブラ
現役引退を正式発表https://t.co/PbvlSnwGre— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) July 29, 2019