マドリーが指揮官交代を検討?チェルシーを率いるトゥヘル監督をリストアップへ

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 レアル・マドリーが、来季の新監督としてチェルシーを率いるトーマス・トゥヘル監督の引き抜きを画策しているという。
 マドリーは、監督交代時の招聘リストの最上位にトゥヘル監督をリストアップしているという。

 

 今季、カルロ・アンチェロッティ監督のもとで戦いをスタートさせたマドリー。
 リーグ戦では順調に勝ち点を積み上げ、2位に9ポイント差をつけ首位を独走。

 

 チャンピオンズリーグでも、準々決勝へ進出を果たすなど順調なシーズンを過ごしているように見えるマドリー。
 だが、アンチェロッティ監督の立場はからなずしも安泰ではないと言われている。

 

 フロレンティーノ・ペレス会長は、少なくともCL決勝トーナメント1回戦1stレグのパフィ・サンジェルマン戦での敗戦でアンチェロッティ監督の評価を大きく下げた。
 ホームで行われた、2ndレグで勝利を収めベスト8進出を決めたが、アンチェロッティ・サッカーの限界を知らしめた試合となった印象が強い。

 

 このままシーズンが続き、リーグ戦とCLの追え方次第では、アンチェロッティ監督はシーズン終了後に解任される可能性がある。
 主要タイトル無冠となれば、アンチェロッティ監督は確実に解任されることになるだろう。

 

 一方、トゥヘル監督はチェルシーのお家騒動で今季終了後にチェルシーを退団する可能性が浮上。
 トゥヘル監督自身は、今後の去就について公言しておらず不透明な状況が続く。

 

 仮に、シーズン終了後にチェルシー指揮官退任ということになれば、マドリーは間違いなく招聘に向け動くことになるだろう。
 なお、マドリーはその他にもパリ・サンジェルマンのマウリシオ・ポチェッティーノ監督や、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督、レアル・マドリーBを率いるラウール・ゴンザレス監督らをリストアップ。

 

 現在のマドリーが抱える世代交代、若手選手の育成、下部組織からの人材登用、主要タイトル確保etc、これらの問題を解決できるのはクロップ監督だろう。
 ただ、クロップ監督とリヴァプールの関係性は深く、引き抜く隙がないのが現状。

 

 ポチェッティーノ監督は、パリ指揮官解任の可能性が噂されているが、ペレス会長は招聘に向けややトーンダウンしているのではないかと予想。
 スター選手が揃うパリSGで選手をまとめ上げられなかったのは、悪い印象に移ったはずだ。

 

 そう考えると、就任初年度でチェルシーをCL優勝に導き、クラブワールドカップ制覇も成し遂げた戦術家トゥヘル監督一択となってきそうな雰囲気でもある。
 クロップ監督と同様に、若手育成能力に長け、ビッグネームを真トマ上げる人身掌握術を併せ持つ。

 

 ただ、マドリーはドイツ人監督と相性があまり良くないのが気掛かりだ。
 続々と次期指揮官候補が紙面を賑わすマドリーの監督人事。

 

 チームは過渡期を迎え新たなサイクル構築に向けもがき苦しんでいる状況。
 確固たる指揮官を迎え入れることが、再構築への近道でもあるが、アンチェロッティ監督体制で続いてゆくのか?それとも新監督招聘を決断するのか?クラブ上層部の決断に注目が集まる。

 

 

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