ACミラン所属のDFアレッシオ・ロマニューリ。今夏の移籍市場でミラン退団の可能性があるようだ。
ミランとロマニョーリの現行契約は2022年に満了を迎える予定。
現在、両者は契約延長に向けた交渉を行っているが、交渉が難航しているとも。
ロマニョーリは大幅なサラリーアップを求めるが…
ミランとロマニョーリ側の間で契約延長に向けた交渉が進められている。
2015年にサンプドリアからミランへ加入し、公式戦通算200試合以上に出場し2018年からキャプテンを務める同選手をクラブ側は高く評価している。
クラブ側が用意する契約の詳細は不明だが、選手の代理人を務めるミーノ・ライオラ氏は選手が受け取る現在のサラリーの倍額となる600万ユーロのサラリーをクラブ側に求めている模様。
一方で、ミランは選手側の要求には難色を示しており、契約更新に向けた交渉が停滞している大きな要因となっている。
契約延長交渉不調なら、今夏に売却の可能性も
選手側が求める大幅なサラリーアップに難色を示すミラン。
主力として活躍を続けるロマニョーリだが、DFシモン・ケアーの活躍やチェルシーからレンタル契約で加入するDFフィカヨ・トモリの存在もあり、ポジションが安泰であるとは限らない。
このまま契約延長に至らなければ、クラブとの現行契約が1年となる今夏のタイミングで売却を検討することになるだろう。
年齢的には充実したキャリアを過ごす時間とも噂されるが
26歳を迎えたロマニョーリ。年齢を考えれば、向こう数年で選手として充実したキャリアを迎えることは間違いない。
だが、ここ数年ミランでの成長は停滞を見せ殻を破りきれていないのが現状。
ミランが、ロマニョーリに高額なサラリーの捻出を拒むのは、この辺りが理由にあるのかもしれない。
選手側との溝を埋め切ることができないのであれば、今夏の売却で収益化したのちに新戦力獲得が理想的な選択になるのかもしれない。
ロマニョーリ獲得には複数のクラブが関心とも
ミランにとって幸いなのが、移籍マーケットでロマニョーリが一定以上の評価を得ていることだろう。
今夏の移籍市場でロマニョーリが新天地を求めることになれば、バルセロナやアトレティコ・マドリー、ユヴェントスといったクラブが争奪戦に参戦することが予想される。
とりわけロマニョーリを高く評価しているのがユヴェントス。
今季終了後にDFジョルジョ・キエッリーニの退団が見込まれており、ライオラ代理人と良好な関係を構築している現状を考えれば争奪戦をリードする存在になり得ると考えられるが果たして。
ACミラン所属のDFアレッシオ・ロマニョーリ
契約延長交渉難航で、今夏にミラン退団の可能性もhttps://t.co/7SCosUGlYj— 海外サッカー移籍情報 (@soccer_Infor) March 31, 2021