リヴァプール所属のフィリペ・コウチーニョ。今冬の移籍市場でバルセロナが獲得に近づいている。
コウチーニョ放出を最後まで拒否し続けているリヴァプールは、夏に引き続き如何なるオファーも拒絶し続けることとなるだろう。
だが、コウチーニョ本人が夏にバルセロナ移籍に向け積極的な動きを見せたことを考えると、残留に導くことは難しいという現地の見方もある。
リヴァプールにとって、コウチーニョ慰留に向けた唯一の救いは今季終了後に開催されるロシア・ワールドカップの存在だ。
選手側から移籍志願を受けている現状を考えると、夏以上のオファーが届いた場合、クラブ側はこのオファーを真剣に検討せざるを得ない状況にあるのは間違いない。
チームの中心選手を売却することとなれば、それなりの選手を迎え入れる必要がある。
そんな中、ユルゲン・クロップ監督がレアル・マドリー所属のダニ・セバージョス獲得に興味を示しているというのだ。
マドリーで出場機会が限られている現状にあるが、フロレンティーノ・ペレス会長は将来の中心選手として高く評価しており、簡単に放出することはないだろう。
交渉のフックとして、リヴァプールが用意できるのは完全移籍オプションを付与したレンタル契約か?
マドリーの中盤の世代交代を考慮した上で、ペレス会長は決断することとなるのは間違いない事実だが、シーズン途中の現時点で首を縦にふることはない。
チーム状況を冷静に捉えても、新戦力にビッグネームを招き入れない限り、セバージョス移籍交渉の席にすらつかないのではないかと見られている。
なお、セバージョスの去就にはリヴァプールの他にも、アーセナルも関心を示しており、今後の動きに注目が集まりそうだ。