ジダン監督がマドリー指揮官を辞任を発表へ、クラブは後任人事に急ぐ

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 レアル・マドリーを率いるジネディーヌ・ジダン監督が辞任を発表した。
 2016年1月にラファエル・ベニテス元監督の後任としてマドリーの指揮官に就任したジダン監督。

 

 就任初年度にチャンピオンズリーグ制覇し、上々のスタートをきったジダン政権。
 就任3年間欧州の頂に立ち続け、昨季はリーグタイトル制覇などクラブに多くのタイトルをもたらした。

 

 現地時間31日に行われた記者会見で、ジダン監督は『 私は来シーズン、レアル・マドリーで続けない決断を下した。このチームは勝ち続けないといけない。3年が経ち、変化が必要だと感じた 』とコメント。

 

 これを受け、クラブのフロレンティーノ・ペレス会長は、次のように語った。

 

「 チャンピオンズリーグで優勝を達成した後で、予期していない決断だった。だが、我々は彼の決断を受け入れ、敬意を示すだけだ。彼の決断を聞いたとき、私は大きなインパクト受けた。説得したかっただが、ジダンの性格をよくわかっているからね 」

 

「 ジダンの献身や愛情、レアル・マドリーに尽くしてくれたことに感謝したい。これは今生の別れではない。再会がある別れだ。彼が休養を求めるなら、もちろんそれに値する 」

 

 ジダン監督の今季終了後の退任は常に噂され続けていた。
 CL3連覇を実現した時点で、この噂は沈静化に動いたが退任の流れを止めることはできなかった様子。

 

 ジダン監督が残した『 変化が必要 』については大いに納得できる。
 現在のクラブは、大きおな変化を加えることなく3シーズン戦い続けてきた。

 

 新戦力は軒並み適応に時間がかかり、大きな戦力アップを成し遂げていないのが現状。
 無論、飛躍的に成長した若手選手の存在は大きいが、即戦力クラスの選手獲得を見送り続けてきたことを考えると。

 

 チャンピオンズリーグ決勝で見せたマドリーは、すでに限界だった。
 伸び代が残されていないチームといってもいいと思う。

 

 そう考えるとジダン監督が歴任した3シーズンは、結果を追求し続けてきたチームであり、新たか扉が開かれたチームではなかったのかも。

 

 ビッグネーム獲得後に、ジダン監督がどのようなチームを作り上げるのか見てみたかった気もするが。
 とりあえず、疲弊したジダン監督には、休息が必要でありたい人の大きな要因となったのかもしれない。

 

 マドリー首脳陣は、ジダン監督退任は予期できる未来であったものの、CL3連覇を達成したことを考慮すれば続投の方向で動いていたはず。
 ジダン監督辞任で、クラブが突きつけられた問題は後任監督問題だ。

 

 有力視されていた指揮官候補は、現契約先と軒並み契約を更新。
 候補不在の中、一体どこの誰を新指揮官につれてくることとなるのか?注目が集まりそうだ。

 

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