バイエルン・ミュンヘン所属のFWトーマス・ミュラー。昨季、キャリア初の低調なパフォーマンスに終止。
昨季、リーグ戦で5ゴールに留まり大きな不振でカルロ・アンチェロッティ監督の信頼を徐々に失いつつあるのが現状だ。
さらに追い打ちを掛ける形で、レアル・マドリーからMFハメス・ロドリゲスを獲得したため、ミュラーの序列が低下するのではないかと予想されている。
とはいえ、ミュラーはミュラーだ。
ドイツ代表の中心選手を放出することは、バイエルンに合ってはならないこと。
だが、アンチェロッティ監督が高く評価するハメスとミュラーが主戦場とするポジションは、ほぼ同じ。
そのため、バイエルンのミュラー売却説が浮上し、チェルシーやアーセナル、リヴァプール、ユヴェントスといったビッグクラブがミュラーの現状を注視しつつあるようだ。
バイエルンのカール=ハインツ・ルンメニゲCEOは、ミュラーの去就について次のようなコメントを残している。
「 トーマスはバイエルンに完璧にフィットしているので今でも“ 非売品 ”だ。この件について論じることはない 」
「 トーマスも我々も、昨シーズンに対する評価において意見が一致している。良いシーズンではなかった。だが、それに関しては問題はない。トーマス自身ももう少し良いパフォーマンスを出さなければいけないことを分かっているはずなのでね 」
バイエルン退団説が急浮上したミュラー。選手本人が移籍を望まない限り、今季もチームの中心選手として活躍することが求められるだろう。