パリSGとバルセロナ両クラブの会長が極秘会談… ラビオとデンベレ移籍交渉がメインテーマか?

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 パリ・サンジェルマンのナセル・アル・ケライフィ会長と、バルセロナのジョゼップ・マリア・バルトメウ会長が、スペイン・マドリード市内で極秘会談を行ったようだ。

 

 現地時間17日午後、両会長がマドリード市内の同じホテルから出てくる姿を捉えた。
 この会談の内容が気になるところだが、どうやらアドリアン・ラビオとウスマン・デンベレの移籍交渉が主であったと伝えている。

 

 バルセロナは、アンドレス・イニエスタがクラブを退団し、新たな司令塔の獲得を目指している。
 複数の選手をリストアップしているが、いずれの選手とも交渉は順調に進んでいない様子。

 

 ここにきて新たなターゲットとして浮上したのが、近年マーケットが開くたびに獲得の可能性を探ってきたラビオだ。
 パリSGとラビオの現行契約は2019年に満了を迎える。

 

 ラビオとの契約延長を望むパリSGだが、選手側は契約延長の意思はないと言われている。
 2019年夏に移籍金ゼロで手放すなら、今夏の売却を検討することは間違いないなくFFP調査対象となっている中、高値での売却を求めるだろう。

 

 一方、バルセロナも余剰戦力の換金化を画策している。
 換金対象は、昨年夏にボルシア・ドルトムントから獲得したウスマン・デンベレだ。

 

 バルセロナは、パリSGがデンベレ獲得オファーを受け売却を検討すると言われている。
 ただ現時点では、具体的な交渉にどこまで発展していくかが注目だが、鍵を握るのはUEFAが裁決を待ち構えているFFPの存在だ。

 

 この夏、FFPの調査対象とされるパリSGに重い処分が言い渡された場合、主力選手の現金化は必須。
 この好機を逃すべく、レアル・マドリーが巨額のオファーを用意し引き抜きを画策。

 

 ネイマール強奪という最悪のシナリオが断行されることとなれば、パリSGはバルセロナとの交渉を進展させることを決断するだろう。
 バルセロナ側も、今夏の補強に1億ユーロを超える巨額を投資しており、FFPを考慮すれば…

 

 両クラブの思惑は一致している現状を考えると、トレードという形で移籍交渉を完遂させる可能性は十分に考えられるのだが、果たして。

 

 

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