インテル、アチェルビ獲得に本腰?バックアッパーとして起用も検討か?

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 インテルが、ラツィオ所属のDFフランチェスコ・アチェルビ獲得に向け本腰を入れているようだ。
 インテルは、今夏に収支を改善すべく主力選手の売却が噂されている。

 

 これまで伝えられた情報によると、昨季まで最終ラインの主軸を担ったDFミラン・シュクリニアル移籍が噂されている。
 事実、パリ・サンジェルマンなどの複数のクラブから獲得オファーが届いたとの報道もあり、代役確保は必要不可欠な状況にある。

 

 シュクリニアル移籍報道の裏で、インテルはアチェルビとボルシア・ドルトムント所属のDFマヌエル・アカンジ両選手をリストアップし動向を探っていた。
 シュクリニアルの去就が定まらないまま新シーズンがスタート。

 

 シュクリニアルは2試合ともスタメン出場し、圧巻のパフォーマンスを披露。
 ここにきてインテル残留の可能性も囁かれるなど、依然として去就が注目だ。

 

 シュクリニアル残留が確定したとしても、指揮官であるシモーネ・インザーギ監督の不安は解消しない。
 昨季限りでDFアンドレア・ラノッキアが退団したため、3バックを軸に戦うインテルにとってCBの頭数が揃っていないという問題に直面している。

 

 クラブは、今夏にこの問題を解消すべくインザーギ監督が高く評価するアチェルビをDFのトップターゲットとし獲得に動いているという。
 アチェルビは、インザーギ監督がラツィオを率いていた当時指導を受けている。

 

 インザーギ・サッカーへの適応にも時間は掛からないことは大きな利点。
 セリエAでの経験も十分であることを考えれば、必然的にインテルのトップターゲットとなり得る人材だろう。

 

 ただ、インテルには獲得資金がない。
 そのため、買取オプション付きの1年間のレンタル契約での獲得に向けラツィオと交渉を行うことを画策しているという。

 

 問題は、ラツィオ側がインテルからの関心にどのような反応を示すかどうかだろう。
 34歳ながら昨季主力として活躍しクラブのリーグ5位に貢献。

 

 年齢を考えれば世代交代が必要なポジションに、低額ながら獲得オファーが届くとすれば交渉のテーブルにつくこととなるだろう。
 ラツィオが求めるのは、おそらく”買取オプション → 買取義務 ”、” 一部サラリーの負担 ”の2点。

 

 ラツィオの思惑通りに契約の詳細を積めることができれば、アチェルビのインテル移籍交渉は暗礁に乗り上げることはないだろう。
 インテル首脳陣が高く評価するアチェルビ。

 

 もし、万が一獲得交渉に失敗するようなことがあれば、プランBとするドルトムントのDFマヌエル・アカンジや、チェルシー所属のDFトレヴォ・チャロバーをリストアップしている。
 だが、いずれの選手も移籍金やクラブとの残契約を考えると、首脳陣はアチェルビとの交渉を優先させることになるだろう。

 

 

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